
システムダウンが長引くと大きな問題に
オンサイト保守の際に、突然のインシデントやトラブルへの対応に移動までの時間を要してしまい、システムダウンを長引かせる要因になることがございます。電話で解決するような問題ならいいのですが、必ずしもそうとは限りません。また、電話等でおおよその原因が判明した場合でも、修理に必要な部品の取り寄せに時間を要してしまったり、想定した修理箇所とは別の故障個所が見つかるなどして、持ち戻りが発生する場合も多々ございます。
情報機器におけるセキュリティリスク
昨今では、医療分野においてもICT化が進み、セキュリティに関するリスクが高まっております。
病院内のネットワークにおいても、USBメモリーなどから悪意のある不正なプログラム(マルウエア)によるサイバー犯罪の脅威にさらされる事例が相次ぎ、問題となってきております。(独立行政法人情報処理推進機構(IPA):医療機器における情報セキュリティに関する調査(2013年度))
では、どのようにすればシステムを安全に運用できるのか…私たちは長年の経験から考えました。
リモートサポートサービス「リモサポ」をご提供します
- 手術室へ立ち入ることなくメンテナンスが可能です。
- ログを収集し、速やかに対策を取ることができます。
- トラブル発生時に、ネットワークと映像機器の切り分けを行います。
- リモートで各システムの電源を個別に再起動することができます。
- タッチパネル故障時に、リモートセッティングを行うことができます。
- システムのセキュリティ管理を行います。
リモートサポートがシステムダウンタイムを削減します
リモートアクセスで故障診断やインシデントの切り分けを行うことにより、故障診断時間を短縮し、修理等に必要な部品の取り寄せを迅速化するのに役立ちます。また、ソフトウェアの修復で解決可能なインシデントに関しましては、遠隔で修理が行えます。
安全に保守対象端末をメンテナンスできる「ダイレクト接続」
当社より閉域網を使って通信事業者のバックボーンへアクセスし、公衆網へ出ることなく各拠点へ接続する方法です。また、保守用回線は直接映像用ネットワークへは接続せず、保守用Ethernetポートへ接続する仕様となります。
- 医療機関様のセキュリティポリシー上、接続方法に指定がございます場合はそれに合わせて構築致します。
- 電波状況等によりLTE接続に問題がある場合は、NGN網内をIPoE方式で接続します(別途院内配線工事が発生いたします)。
- ISDNサービスは2020年から徐々に廃止される予定とされています。廃止後は上記接続方法への移行をお勧めします。