リモート支援サービス

我々のミッション

新型コロナウイルス感染症の広がりにより、いま、世界中の人々のあたりまえの価値観が失われつつあります。

そのような渦中の中、医療従事者の方々の多大な活躍により、私たちの日常は支えられ、いまここに生きることができています。

このような状況下において、「いま私たちの持つリソースで一体何ができるのか?」を真剣に考えました。

私たちは、感染症予防が前提の時代に求められる医療における「これまでのあたりまえの実現」を、様々なテクノロジーをインテグレーションすることによって支援いたします。

そして、ひとりでも多くの医療従事者の方々の笑顔を取り戻し、ひとりでも多くの患者さんが救われることを我々のミッションと考えております。

感染症リスク下における課題

これから我々の社会は、中長期に渡って感染症リスクと共に歩んでいく必要性があるといえます。
たとえば、これまであたりまえと感じていた入院患者様のケアや入院患者様とご家族の面会、新生児とご家族の面会などに、これまでには無かったルールや垣根を設ける必要性が出てくるかと思います。

 また、合わせて現場の看護師の方々の労働環境改善を進めなければ、今後予測される第2波、第3波の感染症リスクを乗り切ることは非常に困難になってきます。

そのような状況のなかで、医療機関様がどのようにすれば「これまでのあたりまえ」を
取り戻していくことができるのかが、共通の大きな課題となってくると考えております。

感染症リスクに長期的な対応ができる医療提供体制が必要

加藤勝信厚生労働相は26日のNHK番組で、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加している現状を踏まえ、「長期的な対応ができる医療提供体制をしっかりつくることが大事だ」と述べ、新型コロナ対応に特化した医療機関を増やす必要性を強調した。

JIJI.COMより抜粋
コロナ禍における政府の感染症リスク対応の流れ

感染者を重点的に受け入れる医療機関と
通常の診療を行う医療機関とのすみ分けを進めることが必要

我々だからこそできること〜私たちが作り出せる価値

我々電音エンジニアリングは、手術室、血管造影、ICU、NICUの各分野において、長年の間、映像・音声を使って医療従事者を支援するソリューションサービスを展開しております。

これらのサービスに共通しているのは、医療従事者の方々が常に優先すべきメイン業務に集中しながらも、欠かすことの出来ない情報共有や医療安全対策、人材育成を円滑にすることを目的としているところです。

  1. 医療安全対策
  2. 情報共有及びチーム医療
  3. 人材育成及び心理的ケア
  4. 患者さんのQOL向上
我々だからこそできること
我々だからこそできること

 

これまでの設計・施工ノウハウを生かし、
映像・音声を使ったリモート支援をご提案します

リモート支援の具体例

①感染症患者看護のリモート支援

感染症病棟の病室に入室して診察・ケアを行う際は、個人防護具を身につけなければなりません。また、病棟に立ち入ることで院内感染のリスクが増すのも事実です。そこで、リモート支援を使えば、必要最低限な関係者以外は病棟へ入室せずに様子を見ることができるかと思います。

感染症患者看護のリモート支援
感染症患者看護のリモート支援

②重篤患者看護(ICU・HCU・NICU)のリモート支援

ICU(集中治療室)の患者さんへは集中的なモニタリングが必要で、迅速な治療介⼊が必要になる可能性があります。また、症状によっては、必要最低限の入室を心掛けなければなりません。そこで、リモート支援を使えば、必要最低限な関係者のみが入室し、必要に応じてモニタリングが可能になるかと思います。

重篤患者看護(ICU・HCU・NICU)のリモート支援
重篤患者看護(ICU・HCU・NICU)のリモート支援

③面会制限中のご家族とのリモートコミュニケーション支援

不特定多数の方が施設に入ることで、感染拡大のリスクが考えられるため、現在、多くの病院・福祉施設において外部の人が施設に入ることをできるだけ控えるよう促していることかと思われます。
そこで、リモートコミュニケーション支援を使えば、ご家族の控室から直接顔を見て会話することが可能となります。

 また、オプションで我々が専用に構築したリモート専用ネットワークへ接続することで、ご家族がご自宅から直接顔を見て会話することも可能となります。

入院中のベッドから
入院中のベッドから
QOL向上
控室もしくはご自宅から
控室もしくはご自宅から

面会制限中であってもリモートで会話できれば、
精神的ケアに繋がる可能性があります

After コロナでも役立つシステムを

感染症リスクがある程度治まった後のシステム運用についても、以下のような3つの”つながるベネフィット”が考えられます。

  1. 現場状況の配信でリアリティのある学びにつながる
  2. 人手(リソース)に依存しすぎない現場運営につながる
  3. 患者さんやそのご家族のQOL向上につながる
After コロナでも役立つシステムを
After コロナでも役立つシステムを

※保育器向けの機器はアトムメディカル株式会社との協業によって実現。

プランA:モニタリング型

感染症病床、ICU・HCU・NICUの患者さんをモニタリングすることが目的です。
生体情報等のモダリティ画面を統合して配信できることで、スタッフステーションでは会話しながら患者さんの様子をモニタリングすることが可能です。

院内のコミュニケーションイメージ

Network Cam Plan イメージ

 オプション  院外とのコミュニケーションイメージ

SD-WANは、ネットワークに必要なリソースを仮想化し、クラウド上で提供するSDN/NFVサービスを利用しております。
将来、クラウド上のアプリと連携するクラウドエクスチェンジも構築可能です。

院外からのコミュニケーションイメージ(SD-WAN構築)
  • 一般的なインターネットから疎通させないようにするため、サービス専用のSD-WANを構築。
  • 医療機関にはフレッツ光ネクスト(IPv6・IPoE)を敷設し、接続拠点を構築。
  • 認証されたSIMを挿し込んだモバイルルーターを所有していただき、SD-WANへ接続します。
  • 患者様のご家族へは上記モバイルルーターとiPadをレンタルしていただきます。
  • 弊社カスタマーセンターからは、すべての通信機器、VMSサーバーのステータス確認と保守サービスをご提供可能です。
  • ユーザ毎にアクセスできるカメラを制限しますので、それぞれのユーザが必要なカメラに必要な時だけアクセスすることができます。
  • それぞれのカメラの電源は患者様や看護師の方が操作できるよう、スイッチ式にしております。

 オプション  既存の監視カメラ環境との統合も可能

現在、既に稼働している監視カメラシステムへ、新しいインターフェスを追加することができます。
旧型のデジタルビデオレコーダーやメーカー製のネットワークビデオレコーダーなど、柔軟に統合可能です。お気軽にご相談ください。

既存の監視カメラ環境との統合イメージ

プランB:移動型患者映像ビューワー

移動型のカメラ端末を使ったプランです。

HORUSVIEWイメージ

【ご提案構成例】配信先:1ヵ所+モバイルビューワー

HORUSVIEWご提案構成例
  • 1か所のスタッフステーションで病棟の映像が確認できます。
  • スタッフステーションと病棟の間で音声通話ができます。
  • タブレット型モバイルビューワーでスタッフステーション対話用PC端末の前にいる医療従事者の映像が患者側で確認できます。

プランC:ウェブミーティング型

ウェブミーティングツールを使ったプランです。ランニングが発生しますが、安価な初期費用で構築が可能です。

Web Meeting Plan

3つのサービスの比較

 モニタリング型移動型患者映像ビューワーウェブミーティング型
タイプオンプレミス型
モニタリングシステム
オンプレミス型
モニタリングシステム
アプリ接続型
コミュニケーションシステム
利用技術ネットワークカメラシステム(固定型カメラ)ネットワークカメラシステム(移動型カメラ)ウェブミーティング
使用端末マルチデバイス専用端末マルチデバイス
外部接続専用サービスで可能
(オプション)
専用サービスで可能
(オプション)
マルチデバイスから
参加可能
特徴
  • アプリがシンプルなので操作が簡単
  • インターネットへの接続が不要
  • 生体情報等のモダリティ画面を同時配信できる
  • スタッフステーションへマルチ画面表示が可能
  • 映像や音声のデータが小さく、院内LANを圧迫しない
  • 病室内での設置工事が必要
  • 移動型なので病室内での設置工事が不要
  • アプリがシンプルなので操作が簡単
  • インターネットへの接続が不要
  • 生体情報等のモダリティ画面を同時配信できる
  • スタッフステーションへマルチ画面表示が可能
  • 映像や音声のデータが小さく、院内LANを圧迫しない
  • 既存デバイスからの参加が可能
  • 初期費用が割安
  • インターネットへ接続できる環境が必要
  • ウェブ会議の招待方法や操作を覚える必要がある

▼体温測定サーマルカメラのみの販売・施工も承っております。