
医師不足、医師偏在の課題
現在、地方病院では、医師不足と共に、都市部への医師偏在が顕在化しています。
- 医師が大都市部に集中し、地方の医師不足が深刻化
- 医師偏在により、地域における医療提供機能が弱体化
- 若手の医師は専門医の取得に不安があり、症例数の多い大都市部へ

都市部の病院や大学病院などから、
直接指導のみならず、遠隔手術診断が受けられる環境が必要です。
手術室映像システムを活用

具体的イメージ
- 手術室向けIP映像システムから、専用のアプリケーションを経由して、高画質映像を低遅延配信。
- 指導医側はVPNを使って同ネットワークへ接続。
- 地方病院側もしくは指導側で、配信するマルチ映像を切替え。
- 指導医側は4G又は5G(実証実験中)で配信された高画質映像を見ながら、アノテーションにより指導。
システムイメージ
「ここ、そこ」などの暗黙知にアノテーションを付けることで、より綿密なコミュニケーションが可能となります。

このソリューションの最大メリットは手術室内のタッチパネルで切り替えたマルチ画面を遠隔で共有できることです。
現在、音声のやり取りや低遅延の実現に向け、開発中です。
オルティス・リモートカンファレンス

オルティス・リモートカンファレンスは、モバイルデバイスを使って、手術室映像ソリューション・オルティスより配信されてきた映像を見ながら、遠隔手術支援を行うために開発されました。手術室側から配信されるマルチ映像がそのまま配信できることが大きな特徴です。
さらに、「ここ、あそこ」などの暗黙知にアノテーションで形式知を付けることで、より綿密なコミュニケーションが可能となります。
※実証実験で使用しているベータ版の画面です。
主な機能


ライブ動画や記録動画(オプション)へ、アノテーションでマークを付けたり、ワードを載せたりすることができます。

動画ごとにルームが自動作成され、それぞれに入室したユーザー同士が、チャットでコミュニケーションできます。

チャットにはアノテーションを付けた瞬間の画像をキャプチャして貼り付けることが可能です。

ユーザーがマウスカーソルを置いた位置へ、自動的にユーザー名が表示され、リアルタイムに指差しが可能です。

アノテーションはユーザー別、項目別などで10色まで色分けが可能です。


遠隔手術支援はオンライン診療とは異なりますが、根本的な技術は共通点が多いため、お客様のご要望に合わせてブラッシュアップして参ります。